●団地再生デザインコンペ

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UR 団地再生デザインコンペ 2012 応募案

UR都市機構 波多野晃氏と共同設計(大学院同研究室同期)
民間開発では困難な都市部での社会的弱者の居住場所の供給について
住まい方の一つのあり方として考えた。設計が相場よりお得なデザイン
マンションの選択肢の一つという視点ではなく、社会的な役割について
検討した結果としてシェアハウスを提案している。


つながりをはぐくむ これからのすまい

団地という形式は、画一的との批判こそあれ、敷地の広大さ、住戸への日照や緑の豊かさなどの点で今なお優位性を保っており、いわば公共性を具現化したような空間といえる。ロードサイドの移り変わりの激しい景観とは異なり、将来にわたり担保された団地内の優れた住環境は、多くの人々に還元されるべきこのストックのポテンシャルではなかろうか。現代の日本社会は物質的には満ち足りていてもかつてない閉塞感に覆われている。安定した所得すら望めぬ時代に、不安を抱えながらも「日々の暮らしを大切に生きる人々」のためのアフォーダブルで快適な住まいを提供したいと考えた。

目指したのは、住戸ユニットを小さくして家賃を抑える一方で、各フロアの共用室をはじめとしたシェアードスペースを随所に設けることにより、暮らしと暮らしがつながり、周辺へと広がっていく住まいのあり方である。

用意した11㎡〜27㎡の各ユニットは、3万円台〜5万円台の家賃を想定しており、住まい手の所得はさほど問われないが、求められるのは「自らの住環境は自ら整える」という意思であったり、場の共用から生まれる人付き合いを楽しむ心のありかたである。これまで木賃アパートやワンルームマンション等の選択肢しかなく、部屋の中で閉じた生活を送っていた者が、自らが関わることのできる活動の場を得ることで、隣人との会話を楽しみ、自身の役割に目覚めるだろう。

居住者同士でひとつの環境、ひとつの場、ひとつの物を共有することで、自己の解放や他者との互助が引き出され、それぞれの夢が語られるような場になればと思っている。そうして、この住棟で生まれた人と人とのつながりが、団地の中のハブとして、新たなコミュニティの起点を形成しはじめるのだ。


○「団地」という環境が良質なシェアハウスを実現する
団地という形式は、画一的との批判こそあれ、敷地の広大さ、住戸への日照や緑の豊かさなどの点で今なお優位性を保っており、いわば公共性を具現化したような空間といえる。ロードサイドの移り変わりの激しい景観とは異なり、将来にわたり担保された団地内の優れた住環境は、多くの人々に還元されるべき良質なストックである。現代の日本社会は物質的には満ち足りていてもかつてない閉塞感に覆われている。安定した所得すら望めぬ時代に、不安を抱えながらも「日々の暮らしを大切に生きる人々」のためのアフォーダブルで快適な住まいを提供したいと考えた。
○団地に社会的役割を取り戻す
目指したのは、住戸ユニットを小さくして家賃を抑える一方で、各フロアの共用室をはじめとしたシェアードスペースを随所に設けることにより、暮らしと暮らしがつながり、周辺へと広がっていく住まいのあり方である。
用意した11㎡〜27㎡の各ユニットは、3万円台〜5万円台の家賃を想定しており、住まい手の所得はさほど問われないが、求められるのは「自らの住環境は自ら整える」という意思であったり、場の共用から生まれる人付き合いを楽しむ心のありかたである。
○シェアスペースでの交流がつながりをはぐくむ
これまで木賃アパートやワンルームマンション等の選択肢しかなく、部屋の中で閉じた生活を送っていた者が、自らが関わることのできる活動の場を得ることで、隣人との会話を楽しみ、自身の役割に目覚めるだろう。
居住者同士でひとつの環境、ひとつの場、ひとつの物を共有することで、自己の解放や他者との互助が引き出され、それぞれの夢が語られるような場になればと思っている。そうして、この住棟で生まれた人と人とのつながりが、団地の中のハブとして、新たなコミュニティの起点を形成しはじめるのだ。