●宮田村東保育園+こうめ保育園

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外観全景
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東側全景
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未満児専用庭
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未満児保育室間中庭テラス
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1歳児保育室
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2歳保育室
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1歳保育室
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曽谷朝絵 作品名「光の音」
●場所と用途
 敷地は長野県上伊那郡宮田村、伊那谷の天竜川の河岸段丘の上に位置する。
保育園の統廃合により新設される0歳〜2歳までの子供の為の未満児専用の保育
施設の新築、および既存保育園の改修工事を含む園全体のプログラムの再編成
を計画している。

●プロポーザルとワークショップ
 プロポーザルで選定された案に対して住民・保護者・保育士のワークショップ
を4回行い意見やアイデアを反映させている。延べ300人・200を超える意見が
あり、検討委員会など回数を重ね現場の声を積極的に計画に取り入れている。

●平面計画
 新築部は南北に細長い敷地に対して通風と採光に配慮し、中庭を配した櫛形
形状。成長段階に応じた保育環境は各室の家具レイアウトにより決定している。
既存棟と新築部をアクセスデッキで繋げ、園庭を囲むように繋げる事で両園の
一体感を高めている。アクセスデッキは全ての保育室の玄関に面しており、
送迎時の交流の場として利用されている。

●周辺環境と室内環境
 建物の高さを低く抑え、分割する事で近隣宅地への圧迫感を押さえている。
色彩は素材色を基本とし、伊那谷の朝日や夕日が映り込む色とている。
 室内環境は横浜国立大学の田中稲子氏に意見を頂き、年間の風向きと風量を
考慮し、開口部を決め、極力パッシブな室内環境を確保する事を優先している。
特に室内の下部の風通しに配慮している。また冬期の日照率の高い地域の為、
ダイレクトゲインを直接取込み暖房効率の良い建築になる事を意図した。
開口部はLow-eガラスを採用し冬期も快適な室内環境が確保される。

●構造と県産材
 木架構は45mmx330mm格子梁を採用し無柱の大空間を木造で実現し、
室内のアクティビティを高めている。(構造設計:多田修二構造設計事務所)
 室内は県の補助金を受け木質内装化しており、県産材のヒノキ合板、ヒノキ
フローリング等を使用し、床は子供の直接触れる部分であるため極力無垢材の
表情を活かした仕上げとした。

共同設計 iroirotoridori
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構造設計 多田修二構造設計事務所(東京都)
設備設計 NEI設計事務所(長野市)
写真撮影 上田宏©
グラフィックアート制作 曽谷朝絵©

敷地面積 14173m2
延床面積  1064m2
建築面積  1369m2
施工   ヤマウラ黒河内JV他
設計期間 2011.6〜2011.11
施工期間 2011.11〜2012.3