●岡谷市 Y邸

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敷地は旧街道に近く、周辺には古い街並と手入れされた庭等が残され雰囲気のよい環境にあります。
住まなくなってしまった祖父の代の建物の建て替えの計画で、敷地内にあった蔵を残したアトリエ
付きの平屋の住宅です。蔵はこれを機に外装を直し倉庫として利用されます。

東側は交通量がある道路の為に閉じ、西側には2階建てのアパートが建っており、
視線を避けるように庭を囲んだ「く」の字型のプランを採用しています。
敷地南側には用水路と歩道、その先に墓地と普遍的に変わらない大きなオープンスペースに面しています。
墓地の入口の門、桜の木などを庭の延長として取込んだ配置計画としています。


ファサードは庇を出して既存の蔵や周辺環境に合わせた意匠としています。
水平に廻る軒先に対して屋根を1点に集めた屋根構成を採用しています。
和風、洋風どちらでもなく周辺に溶込む中立な意匠を目指しています。

エントランスは平板敷きの土間空間として、そのまま南の庭へ連続しています。
土間に面してアトリエが配置されています。
リビングと土間はガラスの建具で仕切られ、視覚的に連続するようになっています。
リビングの天井は集めた屋根の頂点を有した高さのある空間になっています。

平屋建ての住宅ですが、十分な高さと連続した部屋の構成により視覚的な
変化や広がりのある空間構成を確保しています。生活の多様な行為や行事、
日々の暮しを受け止める様々な場所とおおらかな空間が用意されています。


竣工2014 木造平屋建
延床面積  87.33m2
施工    有信建設
構造    木下洋介構造設計室
写真撮影  上田宏