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母屋に合わせて黒を主にした外観。
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 敷地は軽井沢の中心商業地から少し離れた主要な通りに面し、比較的大きな区画が分割分譲された平坦な場所にあります。軽井沢K邸を先に建設し、その隣地に小さな子供を安心して連れていける親子カフェと軽井沢らしい大人の落ち着いた自家焙煎のコーヒーを楽しめる空間の2面性を店舗のコンセプトとしています。

 既存樹木の伐採を最小限にし、南面からの採光を考慮し建物を敷地に対して角度を付けて配置しています。これにより建物の長さを確保しつつ敷地内に異なる2つの領域を確保しました。一方は子どもの為の庭とエントランス、もう一方は森を楽しむハンモックのあるテラスの庭。建物に正面性を持たせないようにする為に棟を割った屋根形状を採用し裏表の無い構成としています。視線が通る空間を確保し周辺の樹々の緑を開口部から取り入れています。ほぼワンルームの空間に完全にオープンなキッチンが中央に配置され、子どもと大人のゾーンを別けています。カウンターは木曽で作られる麻布に漆を塗った材が使われ信州らしさを出しています。

 ワンルームの大きな空間を確保する為に鉄骨造を採用しています。棟がズレた構成を斜材の梁を合理的に掛ける事で鉄骨量を減らし、軽量化する事で地盤改良工事を省略出来ています。また庇部分などは木造で作られており、ヒートブリッジを作らない為の配慮をしています。内部空間には斜材の合点を結ぶ点に剛性を確保する為のブレースが通っています。家具工事はHUMPによりオリジナルのオーダーのソファ、ローテーブル、カウンター席を制作しています。家族で座ること、動き易さなどを考慮した低めのソファが設計されています。ウォールライト、ペンダント照明は真鍮製でtaiki工房によるオーダーを採用。テーブルレイアウトに対応出来る可動・伸縮式のウォールライトがこの為に設計されています。



敷地面積 662.17m2
建築面積 143.23m2
延床面積 130.95m2
構造設計 木下洋介構造設計室 木下洋介
竣  工 2013.12
施  工 株式会社新津組
漆建材  木曽アルテック
家  具 HUMP(飯島町)
金属照明 taiki工房(駒ヶ根市)

写真撮影 上田宏