●伊那市 店舗

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 長野県伊那市にある酒屋の鉄骨造の旧倉庫の外装の更新と、その一角を自然食品を扱う
店舗に改修した計画です。

 物販の他、ワークショップやイベント、カフェ利用と多岐にわたる用途が要求された為に、
内部空間を邪魔しない棚=空間という構成とし、商品数が多い事から家具のコストを減らす
目的と、陳列棚を構造に取込んだ空間構成を採用しています。

 構造は地元産の30mm杉板を利用し、構造計算を行ない、釘による「半剛接合」で構成さ
れています。板柱を梁で挟み釘打しています。また頂部のみ合板を挟み強度を高めています。
杉の板材の梁が連続する棟梁、棟木の無い連続した筒状の空間を構成しています。室内の内
壁は全て構造用合板の代わりに杉板15mmを45度の角度で打ち付けることで筋交いと同様の
働きを持たせ耐力壁を確保しています。

 オーナーの要望で、建材や化学繊維、合板などを極力使わない部材構成とし、極力地元産
の材料を直接製材所から購入しています。外壁と屋根材は地元産の唐松材18mmに自然系防
腐塗料を塗り、下見板貼りで仕上げています。

 完全にオープンだった旧倉庫部分の外装には自然系防腐塗料を塗った唐松材のルーバーを
取り付け改修しています。上下2段の構成にして、上部は奥行きを持たせる板の取り付ける
ことで陰影をつくり出し変化のある表情を持たせています。時間を経た既存の鉄骨の部分と
の馴染ませ方を考慮し、素材選びや色彩計画を心がけた改修になっています。

ヒナタヤHP
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改修部床面積:39.85m2
設計期間:2010.11〜2011.06
工事期間:2011.6〜2011.10
施工:清川建築他
構造:木下洋介構造設計室
撮影:上田 宏©